だんだんと夏の気配を感じる日が増えてきましたが、昨年の6月22日から23日、南アルプス野呂川源流釣行時の様子をご紹介したいと思います。
22日
当日は長野県伊那市長谷黒河内、仙流荘前のバス停から10:05発に乗って北沢峠に向けて出発!
バスは時期により運行状況が違うようなので、事前にチェックをしておきましょう。
乗車券は自販機で往復券が購入できます。
約50分で北沢峠に到着。この時点で空気感はひんやりと変わり、雰囲気が変わってきます。
トレッキングスタートです!
ここから林道を三時間歩くコース。
色々持って行きたい方は大型ザックでもいいですが、楽チン身軽が良ければ30Lクラスのザックに必要最低限の物だけ持っていくのもオススメです。
景色を眺め、川を覗き、生き物を探す。
釣りをする前から楽しい要素がたくさんです。
あせらず、途中数度の休憩を挟みながらいいペースで登っていきます。
目的地の両俣小屋まであと少し。
小屋の手前からいよいよ釣り開始です。
希少なヤマトイワナは現れるでしょうか?
まずはパタゴニアのテンカラロッドで挑みます。
ほんの少し釣り進むだけで元気な岩魚がたくさん飛び出してくる。
想像以上の魚影です。
やはりテンカラはフライと違いラインの長さが一定なので、距離感の把握をしやすく操作性も高いです。
フライに苦手意識を持っている方や、初心者の方にもオススメですね。
釣り上がって行くと目的地「両俣小屋」に到着!
荷物を降ろし、皆またすぐに川へ散らばっていきます。
私は今度はフライで出撃。
本当に小屋の目の前でも多数の反応が得られます。
何匹か釣れてくれた中に黒々としたかっこいい魚も混じり、更に岩魚の稚魚や、山椒魚も見つけられて大満足です。
この時期の南アルプスでのウェットウェーディング、もっときつい冷えを予想していたのですが意外と寒くなく、モンベルWIC.トレッキングストリームソックス+ファイントラックフラッドラッシュタイツ+リトルプレゼンツウェットゲーターの組み合わせでばっちりでした。
いい加減暗くなってしまうので食事に。
今回は私はバーナーで簡単に作れるフリーズドライ食品にしてしまいましたが、具材を持参してプチ鍋的なものを作っているスタッフもおりました。
フリーズドライメインでもそこに少しでも足せる一品があると更に楽しい食事にできますね。
また今回お邪魔した両俣小屋さんは食事、お弁当もお願いできるうえ、水、トイレ、ゴミの処理も無料で寝具の貸し出しも有り、かなり快適な山小屋で、小屋までの道のりこそ長いものの装備が揃っていない方にもイチオシです。
宿泊で心配していた夜間の冷え込みも就寝前まで小屋内でストーブを点けて頂いていたのと夜中もコタツが点いていた為、スリーシーズン対応のシュラフでも問題なく眠る事が出来ました。
※ 山小屋は必ず電話予約しましょう! 食事、お弁当、寝具の貸し出しなども同様です。
23日
翌日は朝食とお弁当をお願いしていたのですが、荷物が減り楽チン。
そして何よりどちらも美味しかったです。
二日目は小屋から更に上流を釣り進みます。
私は左手の沢を登って行ったのですが、かなり川幅も細くなり、提灯釣りの出番も多かったです。
サイズに関しては右手に進んだ組の方が良かったようですね。
やはり豪雪地帯なので、源流といっても比較的ひらけた所が多い為、そこまでハードな局面はありませんでした。
お昼はお弁当を頂き、16:00発車のバスを目指し、12:00頃には両俣小屋を出発しました。
下山の道中前半は順調に進みましたが、後半はうってかわって黒い雲が現れ、最後まで雨、霙が降り続くハードな状況。
透湿性の高いレインウェア、暖かいインナー、ザックカバー、無いと体も荷物もびしょ濡れで凍えてしまいます。
装備の重要さを再確認する出来事でした。 くれぐれもお忘れなく。
北沢峠に着き、バスに乗り込むと皆あっという間に夢の中へ、、、
これからの季節にぴったりの遊び、ストリームトレッキング。
山小屋を利用した源流はとても充実した釣りができると思いますので予定を組んで出かけてみてはいかがでしょう!!
さらに詳しく知りたい方は店頭でお声かけください!!