今回のブログでは、ここ最近大人気のHARDYハーディーフライリール「マーキスLWT」を、WILD-1ふじみ野店フィッシングスタッフ「星川」よりご紹介いたします。
フライフィッシングのメーカーで真っ先に思い浮かぶブランドと言えば「HARDY」と答える人が多いと思います。
その理由はHARDY社が1872年の創業以来、フライフィッシングの歴史と共にある伝統ブランドで、英国王室御用達をはじめ全盛期には各国10以上の王室御用達がHARDY社に与えられていた名門メーカーだからです。
今回は,昨年(2016年)11月に発売以来、高い人気を誇る「HARDYマーキスLWTリール」をご紹介したいと思います。
長年に渡りハーディーの中心機種だったマーキスは、過去にシリーズの生産が終了して以来、復活の望む声が高いリールでした。
その長年の歴史が詰まったマーキスシリーズが、クラシックさを継承しつつ、指標付きクリッカー調整ダイヤル、ブラスリベットや3スクリューラッチカバーの改良、クリッカー調整レンジの改良など新しさを加えての復活しました。
製造は英国アニック工場で、質感 色合いの雰囲気も最高に良い感じに仕上がりました。
数年前にサーモンリールの3種のみ復活していたのですが、今回は小型のトラウトリールからサーモンまでの8種類完全復活しました。
ハーディーのリールと言えば、パーフェクトやフェザーウェイトなどのライトウェイトシリーズが有名ですが、マーキスも古くから根強いファンがたくさんいらっしゃいます。
左:旧モデル、右:新モデル
クラシックなフォルムを継承しつつ、アルマイト塗装にリムがピッカピカに磨かれた仕上げで、フェイスの色は旧モデルの方が濃く、新モデルは薄い目のグレーになりました。
3スクリューラッチカバーはファン泣かせの良いとこ突いてきますね。
現行モデルはバーストックからの削り出し、旧モデルは鋳物です。
左:旧モデル 右:新モデル 正面
旧モデルで気になっていたプラスティック製のドラグダイヤルノブと軸受けのセンターキャップが、新モデルには金属製に変更になりクリックドラグの調整幅も改良されました。
そしてリベットもブラス製になり、何処となく高級感もアップ!
左:旧モデル 右:新モデル 内部
新モデルはスプールの内側を穴あけ加工して軽量化し、更にボディからフレームが無くなり、俗に言う完全なアウトスプールリールに。
今回、モデルチェンジの目的のひとつが’軽量化’のようで、ライトウェイトシリーズと大差ない重量になりました。
現在ではラージアーバーリールが全盛の世の中になりましたが、「HARDY マーキスLWT」はラチェットドラグ式リールの名品になるでしょう。
また使う楽しみという点ではどんなロッドにも似合う魅力を持っていて、その一番の魅力は、ラチェット式ドラグ特有のメカニカルで上品なドラグ音と巻き心地ではないでしょうか。
リールを巻いたときに、ラチェットギアが発する音と手に伝わってくる振動の心地良さは現代のドラグリールにはない魅力です。
フライフィッシングを始めてそろそろ30年経ちますが、私にとってハーディーは数あるフライリールの中でも最も信頼が厚い相棒です。
何年使っても飽きの来ないフォルムに使い込んでもガタがでない堅牢な作りは、渓流~湖までどんなシチュエーションにも答えてくれるでしょう。
十年~二十年使い込んで味が出た風合い、雰囲気がたまらなく痺れます。
是非一度手にとってHARDYの世界に浸ってみて下さい。
※WILD-1各店でHARDYフライリールを取り扱っております。
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