カテゴリー:アイテム紹介, フライフィッシング タグ: 作成者:

WILD-1別注カムパネラ「Stream Base ストリームベース」を持って会津の渓へ

WILD-1別注カムパネラ「Stream Base ストリームベース」を持って会津の渓へ

今回のフィッシングブログはこれから季節的によくなってくるフライフィッシングネタとなります。 WILD-1郡山店 フィッシングスタッフ曳地より自身で携ったカムパネラ別注企画の渓流フライロッド自信作「Stream Baseス […]

今回のフィッシングブログはこれから季節的によくなってくるフライフィッシングネタとなります。

WILD-1郡山店 フィッシングスタッフ曳地より
自身で携ったカムパネラ別注企画の渓流フライロッド自信作「Stream Baseストリームベース」のご紹介を交え、会津の渓流のおはなしです。

初夏を思わせるようなGW初日、20年振り位に会津大川の支流へ足を運びました。
比較的、標高の高いこの辺りは、餅桜が見頃を迎えていました。

9時頃に最初の渓流に到着。ゆっくりと車を走らせ、渓相をみていると、瀬、淵、瀬、淵と連続する区間を発見。
ここを本日の最初の入渓ポイントと決めました。

川へ降り立つとカゲロウやストーンフライが水面を飛び回り、期待が持てそうな雰囲気が漂っています。そそくさと準備を済ませ、恒例の水温チェックをすると「10℃」。

ドライフライでも十分に反応する温度の為、今日はドライでの釣り上がりに決めました。
この渓流はヤマメ、イワナの混生域の為、浅瀬、対岸の巻きやヒラキ、と魚が居そうなポイントを丁寧に流していきます。
しかし、最初の期待感が嘘のように崩れ落ち、全く無反応です。まあ、私には良くあることですが・・・。
時計を見ると10時半過ぎ。

移動を決断しました。
次の川も20年振り位に訪れる川です。
上流に進んで行くと良さそうなポイントがあったので、流れをじっくりと見ていると、30cm位のヤマメが、底付近に定位していました。
まずは、ドライフライの定番、アダムスパラシュートをキャストするも、反応無し、その後ストーンフライやミッジなどキャストしても反応無し。
そこでルースニングでニンフを流すと少しアタリが有ったような感触。
そこで、フェザントテールニンフの#18をゆっくりと流すと明確なアタリが・・・
即、合わせるとストリームベースがバットから曲がり、ヤマメ特有のローリング。
間違いなくさっき見た尺ヤマメです。ストリームベースのしなやかさで、ヤマメの首振りにもしっかりと対応している為、6Xのティペットでも、切られる心配が無さそうなので、じっくりと時間をかけて取りこむと34cmのヤマメでした。

ヤマメを見てみると、尾鰭が丸く、少し欠けていました。
もしかすると解禁前に特別法流されたヤマメ?と思い、もう数匹居るのではと思いじっくりとポイントを見ることにしました。

すると10分に一度位、水面に浮いてくる尺ヤマメが居ます。
今度はヤマメが浮いてくるタイミングを見計らいながらフライをキャストすると、ゆっくりと口を開け「喰った」と思った瞬間、顔をそむけフライを食べるのを止めたのです。
私はうなだれると同時に賢いヤマメに出合え、嬉しくなってしまいました。

それから20分位待っていると、先ほどのヤマメが浮いてきました。
今度はCDCアントの#18をキャストすると、フライが近づくにつれヤマメも捕食体制に入りました。
私はドキドキしながらアワセに入る準備をしました。
なんと次の瞬間、鼻先でフライを突っつき、下流の深場へ身を潜めてしまいました。
さすがにそのヤマメは、次のチャンスが無く、そのポイントの下流で時よりライズするヤマメに狙いを変えました。
このポイントも流れのヨレが大きく流し辛いのですが、数投目にフライが綺麗に流れるとコカゲロウイマージャをゆっくりと咥えてくれました。
サイズは22cm位でしたが、なんとなく自分の中で満足した為、釣れなかった尺ヤマメはお預けにして終了する事にしました。

今回使用したカムパネラ別注「StreamBase ストリームベース 7’8”3 4ピース」ですが、このロッドの開発にあたって、私が重要視したコンセプトは2つ

① 9ft~12ftのスタンダードリーダーをストレスなくコントロールできるアクション。

② ドライ以外にも対応できる懐の深さ。

そして今回、見事にその期待に答えてくれました。

34cmのヤマメを釣ったポイントは下流部に木が倒れていて、バックが取れず、右岸側もスペースが無くロールキャストしかできないポイントでした。
しかし全体的にしなやかなロッドの為、ラインの負荷を感じやすくタイミングが取り易く簡単にキャストできました。
マーカーを付けたルースニングでは更に効果を発揮し、トラブルなくキャストできるロッドです。
釣り上がりでボサ下にキャストする様な際は、わざとティップだけを曲げてタイトループを作るのも容易でした。
渓流はキャストし易い所ばかりではないので、このように様々な状況で使いやすいロッドは渓魚との出会いのチャンスを広げてくれるので助かると思います。

通常渓流での使いやすさを第一に考えた#3フライロッドStreamBaseストリームベース
是非、一度WILD-1の店頭で手に取ってみて下さい。
お待ちしております。

使用タックル
ロッド:カムパネラ×WILD-1 ストリームベース 
リール:HARDY×WILD-1 ゴールデンフェザーライト
ライン:ウェーブレングスLDL DT-3F
リーダー:フジノ ミディアムロングリーダー10ft 5X
ティペット:KTY ストロングティペット 6X