カテゴリー:フィールドレポート, フライフィッシング 作成者:

patagonia ディーラーキャンプ② inUSA

patagonia ディーラーキャンプ② inUSA

本日は一日かけてロサンゼルスからアイダホまで移動します。イメージだと本州縦断くらいの距離かと思います。  まずはロスからソルトレイクシティへ国内線にて移動。 ソルトレイクシティから今度はひたすらハイウェイを北上し目的地ア […]

本日は一日かけてロサンゼルスからアイダホまで移動します。
イメージだと本州縦断くらいの距離かと思います。

 まずはロスからソルトレイクシティへ国内線にて移動。

ソルトレイクシティから今度はひたすらハイウェイを北上し目的地アイダホ州にあるキャンプ地に向かいます。

途中に寄ったローストビーフ専門ハンバーガーショップ「アービーズ」 
今日本でもローストビーフは流行していますが、ここではローストビーフバーガーを専門に出すお店で、価格も非常に庶民派で 非常に美味しかったです。

6時間近くハイウェイを飛ばし、もうそろそろ到着です。

夕方の6:00頃 
やっと目的地であるフォールリバーへ到着しました。ここはpatagonia社の敷地内で、ゲストハウスなどもすぐ近くにあります。
6時というと夕方なのに、まだ全然明るいです。
太陽の位置的にはまだお昼の2時くらいの明るさに感じます。
(アメリカは9時頃まで明るいようです)

これなら釣りが・・・・と思っていましたが急遽歓迎サプライズバーベキューをして頂ける事になりました。
遠くから拝見してますと、明日来て頂ける予定とお聞きしていた、創設者のイヴォン・シュイナード氏までお見えになっています。

スタッフ一同、かなりの緊張。

現地patagoniaフィッシングスタッフがバイソンのステーキを焼いてくれています。
THEアメリカ! といった感じのバーベキュースタイルで私たちを楽しませてくれます。
patagonia流のオモテナシ。 
同じアウトドアに携わる者として感じる事が多々あります。

バイソンのステーキ。
非常に柔らかく、おいしい赤身のお肉。

保護されているバイソンではありますが、なんらかの状況で死んでしまったバイソンは地元中心に食べることができるそうです。今回特別にご馳走して頂きました。
そういえばバイソンはpatagoniaのアイテムにロゴマークとしてたくさん存在しており、大切なシンボルとして扱っていますね。

【イヴォン・シュイナード氏と一緒に】
緊張しながらもWILD-1スタッフ2名が隣に座らさせて頂き、大変恐縮ですが一緒に写真を取らせて頂きました。
基本私たち英語がまったくできないので終始モジモジしていたのですが、日本の魚を見せてはどうか?と思い、中禅寺湖で釣ったレイクトラウトやブラウントラウト・・・はたまた日本の渓流写真などアイフォンでお見せし、釣り人ならではの会話を楽しませて頂きました。 

特に日本の中禅寺湖で釣ったブラウントラウトの写真を見た時には
「ワァーオ!」
といって喜んでいただけました。

一通り食事をした後に、明日の予定を説明して頂きました。
せっかくなら日本では味わえない風景の中、明日は釣りしましょう!という事でイエローストーン国立公園に行く事になりました。
非常に楽しみであります。

朝起きたらもうすでにイヴォンたちが釣りの準備をはじめていました。
無造作においてある道具一つ一つが使用感と共に非常に格好良く、洗練されています。

少し打ちあわせして出発。

イエローストーンまで2時間くらいのドライブとなります。 


途中、シンプルフライフィッシング提唱者の1人「クレイグ・マシューズ」氏が経営するフライプロショップの「ブルーリボンフライズ」に立ち寄り、ライセンスの取得と釣れるフライを購入。

アメリカのプロショップらしくおもしろいアイテムが満載で、特に完成フライ(コマーシャルフライ)の量が想像以上に多くありました。アメリカでは自分でフライを巻く方はあまり多くないらしく、みなさん現地で今釣れているフライを選んでフィールドに向かわれるそうです。

 

イエローストーンに到着。
全員ウエダーを履き装備を整え、ファイヤーフォールリバーに向かいます。

イエローストーンを流れるファイヤーフォールリバーの風景は本当にすばらしく、息を飲む美しさが広がっています。
ここでイヴォンやクレイグにシンプルフライフィッシング・テンカラをご教授してもらいます。


イヴォンにはテンカラでウエット・ニンフフライを使用した時の釣り方を細かく伝授して頂きました。
ここで簡単ですが教わったことを少し書いていきます。

patagoniaテンカラではレベルライン(別売りとしてあります)を使用しますが、ウエットの場合は約6m・ニンフの場合は約4mにレベルラインをカットしてを取り付けます。リーダーティペットは3Xが基本。
基本ドロッパーを付け効率的にフライを流していきます。
45度の角度でダウンクロスにキャストしメンディングでフライがナチュラルに流れるよう操作。

イヴォン曰く、一番大切なのはフライのカラーでもサイズでもなく「アクション」
魚がフライに喰いつくには、水中を浮上するイマージャーの動きが一番必要と言っておりました。

イヴォンのロッド操作を見ていると確かにバットを動かさない程度の「チョン、チョン」というアクションを加え、誘いを入れており、かなり重要なんだなと感じました。

この「チョン・チョン」というアクションはテンカラよりパワーのあるフライロッドではどうしても大きく動かしすぎてしまい、繊細なテンカラロッドにしか出せないようです。

クレイグからはドライフライを使用したテンカラを伝授して頂きました。

取り付けるレベルラインは約2mでウエットやニンフの時よりやや短めで行うようです。
基本はストーキングで近づきショートディスタンスで魚を狙っていきます。

クレイグは写真のようにヒザをつきながら川をストーキングするらしく、調子がいいときは魚を手掴みできるくらいの距離まで近づけると言っておりました。

その為ヒザ部分が強いウエダーの製品テストで、クレイグのウエダーは両足で素材違いのもので作られていました。

沢山のご教授を受けた後、我々もいよいよ、テンカラでの釣りを行います。
ドキドキしながら、最初に釣った魚は、想像以上にカワイイ魚。

でも、本当にうれしい1本。

イエローストーンはあまり大きな魚は釣れないよ・・・とお聞きしていましたがなかなかのサイズ。
しかし、このイエローストーンの風景の中、釣りできること自体最高に気持ちがよく、楽しく釣りをさせていただきました。
やはりテンカラが有効なのか小物ながらもアタリが多く何匹か釣ることができました。
 

一通りみんなが釣ったところで休憩。
写真はガイドをしてくださったpatagoniaスタッフのみなさん。
それぞれスタイルがでております。

場所を変え、patagonia現地スタッフ秘密のポンドへ移動。

広大な風景の中、歩いていくと急に、ポツンと池があります。
この池は湧き水で出来ているらしく、ブラウントラウトが生息しています。

ここではスタッフが見事綺麗なブラウントラウトをゲット。
※9月号のフライフィッシャーをご覧ください。 


 

その後もう一度川に戻り、再びテンカラフィッシング。

ここでも、私たちスタッフにイヴォンやクレイグが本当に付きっきりでテンカラを教えて頂けました。
ホワイトカディスのハッチが丁度あり、フライを白のソフトハックルに変えると入れ食い状態でした。

我々一同、patagoniaシンプルフライフィッシングテンカラのテクニック、イヴォンのお墨付をいただけた様に思います。

みなさんイエローストーンでの釣りを満喫したところで終了。

本当に気持ちがいい所でした。

まだまだ釣りがしたい所ではありますが、帰りしなにあるヘンリーズフォーク近くの超有名フライショップ「トラウトハンター」にて食事会を予定しているという事で、そちらに移動となります。

トラウトハンターはフライプロショップでありながら、レストランも併設しており、ヘンリーズフォーク内での情報発信基地となているお店。

トラウトハンター レストランにて

本日のイエローストーン釣行を締めくくるお食事会。
patagonia現地スタッフやイヴォンと、なかなか英語で話せないもどかしさはあるものの、やはり釣りの話は万国共通。
おいしいお食事をしながら釣り談義に花を咲かせました。

ここから先日バーベキューをしていたフォールリバーへ戻り、ゲストハウスに宿泊。
明日はフォールリバーで若干釣りを行い、patagoniaフィッシングスタッフの商品説明会となります。


フォールリバーは地球丸から発売している「シンプルフライフィッシング」にもよく登場している川。
数もサイズもこちらのほうが出るという話なので、非常に楽しみです。

 

patagoniaディーラーキャンプ③へつづく ・・・