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この時を待っていた~ジャンダルム初挑戦!~ [後編]

この時を待っていた~ジャンダルム初挑戦!~ [後編]

いよいよ憧れの「ジャンダルム」へ!

ジャンダルム山頂にいる天使にようやく逢えた~。
雨、風、雪にさらされていて錆びが酷く痛々しい・・
今度行く時には、錆び落し持って行ってあげよう! 
山頂では登頂出来たうれしさからみんなではしゃぎまくり!

 

この日、奥穂高岳→西穂高岳ルートは私たち4人しかいなかったので貸切状態。
昨日の雨が嘘のように晴れ渡り、槍ヶ岳をはじめとするアルプスすべてが眺め放題!! 
危険なルートだけにこの快晴には本当に感謝です。心の底からありがた~い!
ここ、天気悪かったら絶対に登らないでくださいね。

見知らぬ方が登頂をしていた時間に奥穂高山頂から私たちを望遠で撮影して
くださったらしく、お写真をいただけました。
記念に残る最高のお気に入り写真です。この場をお借りして全員からお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!(涙・・・)

ついにジャンダルム落としたぞ!と言わんばかり・・・ただのかっこつけポーズ。
ほっとしたら、足がガクガクしていたとか、していなかったりとか・・・

一気に渡らないと一晩険しい場所で夜を明かすことになるこのルート・・
ビバークする人やっぱりいるんですね。10か所くらい跡がありましたよ。

先へ進むとこの難所ルート唯一のエスケープルートがある分岐点に到着です。

ここがその分岐点、天狗のコルに出ました。縦走はまだまだ続きます。
この先に進む自信がなければ下るチャンスは最初で最後。
私たちはもちろん全員迷わず進めぇ~!

ここには避難小屋跡があります。エスケープルートといってもなかなか激しい感じでした。

下がったらまた、登る。アップダウンの繰り返しが嫌というほど連続します。
この辺りから4人だと落石が怖いということで、二手に分かれて行動し始めました。

天狗岳山頂!

垂直に近い岩場もジャンジャン出てきます。一瞬たりとも気を抜けないのがこの縦走路。
こういう岩壁は下りの方が危ないので要注意です!

次に目指すは間ノ岳。遠いなぁ~

また下って登ります。ここは特に浮石多かったので落石注意!
天狗岳あたりに差し掛かると、逆の西穂高岳方面から登ってくる登山者と
時々すれ違います。下に登山者がいないか確認をしながら慎重に進みます。

鎖が錆びていたりすると若干(いやっだいぶ!)信用出来ないので、
鎖だけに頼らずしっかりと足場を確保しながらゆっくりと進みます。

ここは、逆層スラブ(瓦のように積み重なっている岩)を下らなくてはいけない難所です。
思ったよりもかなり長かった~左手は鎖、右手は岩の隙間に指を差し込んでました!

先へ進んだ位置から振り返り仲間を撮影。
まさに先ほどの逆層スラブを下っている最中!これを見て初めてゾっとしました。
(よ~く見ると中央辺りに2人いますよ)

険しい道のりだったわりにはあっさりした山頂の間ノ岳。
夢中で歩いていると見逃してしまいそうです。
振り返ってはじめて文字に気づいたくらい!

ようやく西穂高岳までやってきました。
このときはガスが上がってきてしまい折角の展望が見れず足早に先へ急ぎます。

ピラミッドピークでもガス。悔しいなぁ~

長かった縦走も終わりに近づいてきた頃、ようやく西穂山荘が見えてきました。
お腹すいたぁ~
歩きながらずっとラーメンとアイスクリームのことしか頭にありませんでしたから!
それにありつけると思うから頑張れた!

到着!

穂高岳山荘を出てから8時間半。写真を撮りまくりながらの中で上出来かな。

とりあえず安心の山荘までたどり着きました。
念願のラーメン、アイスクリームに飛びついたことは、言うまでもありません。

名物『西穂ラーメン』今回はみそ味!
これ食べる前にアイスクリーム2個をペロリ!!
友人はというと・・・グイっ!とBEERを飲んだ後、ホッとしたのか小屋前で
堂々のZZZZタイム・・・気持ち良さそうに!しばし、おやすみなさい。

 

やっぱり2個でしょ!と最高のスマイルをいただき!
この美味しさは、絶対に忘れられませ~ん!
西穂山荘で1時間以上食べて寝て・・ゆっくりしすぎかな?

15時15分、全員揃ってロープウェイ乗り場へ向けて下山開始。
ここからがみんな早いこと早いこと!
1時間のコースタイムをあっと言う間の30分たらずで・・
しかし、45分のが出てしまい、次の16時15分の次発までベンチにてうたた寝。
マイカー到着は16時47分。ん?きっかり12時間行動となりました。

 

今回のお共は、『NORRONA Falketind 35L』です。

このときの服装は、早朝は5℃程度(快晴、ほぼ無風状態)っだったので、
仲間たちはロングTシャツ、半袖Tシャツ、レインジャケットを防寒・防風として着用。
私は、レインジャケットではなくあえてホグロフス ハスキー(フリース)を着用。
汗をかくことなく快適でした。
陽が高くなるにつれて気温も上昇、途中はTシャツ2枚重ねでOK.。
しかし、汗冷えはやはり早く2~3分。休憩は短めにを意識。
パンツは、ストッレッチがきいて歩きやすい、『HOUDINI Thrill Twill Pants』
靴は、『ザンバラン フジヤマ』 レザーのお手入れは意外と楽しいものです!

今回、私が山を初めてから目標としていた『ジャンダルム』は、北アルプスの中でも
1,2を争う難易度のコース上にあります。
アタックした日は、快晴という最高のコンディションだったこともあり、
天候の心配は一切せず、歩くことが出来ました。

ジャンダルムは、フランス語で『前衛峰』という意味があるそうです。
その名の通り、見るだけで険しく不気味でした。
もし、挑戦をお考えなら岩山登りを十分に経験してから、臨んでくださいね。
チャンスがあれば最高のお天気に恵まれた、最高の山を楽しめると思います!