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スタッフ関口のアマゾン釣行記 【Vol.2】

スタッフ関口のアマゾン釣行記 【Vol.2】

釣れないアマゾン、、でも楽しい!!
はたして魚は釣れるのか!?アマゾン釣行記後編です。

[前編からの続き]

延々と水没ジャングルに向かってキャストを繰り返しますが反応は無し。

YouTube動画3

黒く大きいカワセミ、二匹で連れだって飛ぶ赤いインコ、河イルカ、
ホエザル、色々な生物に遭遇しながら移動を繰り返します。

やって来たのは、今までと違う崩れて切り立った岸に、
川の流れが強く当たる立ち木のあるスポット。
水深はかなりありそうです。

バンクに向かってスイッシャーを投げ、連続ジャークをしていると、、

ついに出ました!

ヒットの瞬間、実はあまり覚えてません。(笑)
ファーストランは聞いていた通りのスピード感。
とにかくバレないで~!!という気持ちしかないファイトでしたが、
無事キャッチできました。
小さいけれど一応アスーのようです。

厚い唇。
赤い目は常にこちらを見ていて、胸鰭はパタパタとずっと動いていました。
ネグロ川の黒い水はほんの数センチ沈んだだけで魚体は全く違う色に見えます。

その後反応はなく、昼食の為に一旦ホテルボートへ。

午後はどんより。
この後は雨が来るという事で、降り始めるまで、川橋君と二人で
ネルソンさんと同船させてもらう事に。
写真も動画もないのが残念ですが、ネルソンさんのキャスト精度はピカイチ。
普通のオーバーへッドはもちろん、一番凄いのはフリップキャストの精度。
狙ったスポットに、正確に、速く、低弾道でルアーが吸い込まれていきます。

またルアーやラインが枝を跨ぐ事を気にせず、それありきのアクション、
トレースライン取りをしていました。
ルアーが枝に捕われても、手でラインを持ち、あっさりと外す。
一連の動作全てがプロ。

そのレクチャーを見よう見まねしている最中にヒットしたのはパイクカラシンの仲間。
この後のナマズのエサ釣り用にキープされました。

その後川橋君が釣ったタライーラ。
古代魚を思わせるかわいかっこいい魚。
目はクリクリですが、歯は鋭い。
歯の上に沿うように被さる唇が良くないですか?

このタライーラ何度も食ってくるのですが乗らず今回僕には釣れませんでした、、

この日釣りが終わり食事を済ますと、どうも頭が痛いし関節がギシギシ、お腹も緩い。
嫌な予感だらけなのでナマズ釣りには行かずすぐに寝ましたが、、
翌朝起きると予感的中の強烈な体調不良。
川橋君もほぼ同じ症状でかなりグロッキー。

どうやら初日に風邪をひいていたガイドのくしゃみを浴びて、
マスクをつけたものの、既にうつされていたらしいです。
二日目のマスク姿に納得。

何とか出船し釣りをするも、自分にはかわいいボーボレータ、
川橋君にはピラーニャが釣れたのみで、しまいには二人とも座ってしか
キャストができないような状態。
次の日も全く症状は変わらず、ついに四日目は釣りに行かずに寝て過ごす事になりました。

この強烈な風邪は結局同行者8人中6人を襲う事に。

いったい何度この黒い水が流れる便器のお世話になった事か、、
ちなみにブラジルでは紙は流さず、ゴミ箱へポイします。

五日目

クルーのおばちゃんにもらった薬が効き、熱、頭痛、下痢が
徐々に治りはじめたので気合いで出船。

この日、午前中はネルソンナカムラさん、午後はネルソンルアー販売会社の
社長アルゴストさんと同船する事になりました。

ネルソンさんは片言ですが日本語が話せて、人を楽しませるのが大好き。
釣りのテクニックの話もしましたが、日本とブラジルの釣り業界の話、
なんとネルソンさんよりキャストが上手いという息子さんの話などを
しながらまったり釣りをします。

ポロポロとかわいいパッカが釣れ、渋いながらもペースが出てきた時、
ネルソンルアーのサラサラ110に大きいツクナレのチェイス!!
、、がこんな時に限ってラインが手前の沈生植物に絡んでビクともしなくなり、
アクションさせきれずに終了、、

そして午後。
アルゴストさんは寡黙に釣りをし、たまに鼻歌を歌う。
話は通じないのですが、ネルソンさん同様、釣った魚は全て撮影するよ。
といい自分はずっとバックシートで釣りをし、常に気を遣ってくれる紳士でした。

夕まづめのタイミングで、

とてもかわい~いサイズの牙魚カショーロ。

と、キラキラと輝く銀鱗がすぐに剥がれ落ちてしまう
淡水ニシンが釣れてくれました。
この日は体力すっからかんで、ホテルボートに着くなり晩御飯も食べずにベッドへ。

六日目

毎朝違う色のアマゾンの空。
この日は特に赤かった。

六日目はまた川橋君とのコンビ。
気合いを入れて出船します。

依然渋い状況は変わらず。
たまにあるかわいいバイトを乗せられず、釣れない時間が続きます。

南さん、鄧さんと合流し、途中経過を報告しあっていると岸辺に何やら発見、、

イグアナ君でした。

細かい種類はわからないのですが、どうやら尾の黒い模様の途切れている所から先は、
一度切れていて、再生尾になっているようです。
乾季であればもっと岸が増える為、動物もたくさん見る事が出来るみたいです。

この日はどんよりと寒く、魚の気配も薄かった。

途中アマゾン名物の叩きつけるようなスコールに遭遇し、ガイドが少し迷子になったり。
釣れない時間が続きすぎて、しまいには川橋君とふざけた動画を何回も撮る。撮る。
そんなこんなで釣りが終わり、自分は初日に続くボウズ。

あれ?今日釣り最終日だったような・・?

七日目

渋い状況、そして帰りの飛行機は八日目。
じゃあ今日も釣りをするしかないでしょう!!
という事でこの日も釣りができる事になりました。

マザーボートは川を下り、場所はもうスタート地点のバルセロス空港の近く。
この日も反応は薄く、巨木が丸ごと沈んでいるような深い所ばかりでいい加減諦めモード、、
でも最後の最後だし集中しろ!と自分に言い聞かせたその時に、
ちょうど奥に岸が見えるスポットに。

集中してマジックスティック90を投げ込み、パニックアクションさせると、、
横から猛スピードでバイト!!

元気いっぱいのボーボレータでした。

意外と背びれは青かった。

このストレッチ、バンクが見えている所は反応◎

その後続けてパッカも。
このスポット模様が消える時期は大分個体差があるみたいです。
もう一流しで川橋君に連続ヒットするも惜しくもバラし。
他のスポットへ入り、しばらく休めた後また入ろうとすると、
ガイドがもうお昼だから戻ろう!と。

まあもっと休めた方が釣れるだろうしと、マザーボートに戻り食事をしていると、、
ちらほらと「午前中で釣りは終りみたい。」という声が、、

これにてアマゾン釣行終了!!(笑)
今回延々と渋かったにも関わらず、最後にいい反応があったので
不思議とさっぱりした気分でした。

バルセロスの船着き場へ帰港。

その日の夜はクルーとの食事会。

偶然やっていた地元での大きいお祭りものぞく事ができました。
こっちの人たちの笑顔にやたらとパワーを感じる。
なんでかブラジルで怒っている人は一回も見ませんでした。

八日目

最後のブラジルの朝。

バルセロスから、マナウスへ。

この日はネルソンさんに連れられて皆で日本料理屋に行ったり、
釣り具屋に行ったり、TERUさんに肉屋に連れていてもらったり。

自分は最後の最後で三日目と全く同じ症状をぶり返しふらふら、、
それでも全部食べ、ブラジリアンルアーもしっかりゲット。(笑)
帰りの飛行機は南さん、川橋君と。

機内で約一日悶絶しながらも無事成田空港に。
色々とご迷惑おかけいたしました。

そんなこんなでアマゾン釣行記は終わりです。

あっという間に過ぎた七日間。
釣果的には厳しい結果でしたがアマゾンの大自然を感じる事が出来ました。
、、とはいうもののやっぱりもっと釣りたいし、色々な動物にも会いたいですね。
必ずまたリベンジします!!

今回のアマゾン釣行で皆が使用していたロッドTULALA。
印西店での展示受注会、いよいよ今週末に迫りました!!
詳細は下記より!
是非ご来店ください!!

WILD-1印西ビッグホップ店からイベントのお知らせ!!

この後アマゾンで活躍するROD「TULALA」。 10月26日(土)~10月27日(日)WILD-1印西ビッグホップ店では 千葉県で初めて、人気ロッド、「TULALA」の展示受注会を開催しちゃいます!!

近年注目度の高い海外フィッシング。 その先駆的ブランド「TULALA」 TULALAのロッド、気にはなるけど触る機会がない、できれば複数本手に取って比べたい! そんな贅沢な要望にお応えいたします。

当日はTULALAプロスタッフと、アマゾン釣行に行ってきたWILD-1スタッフ関口が 売場で皆様の疑問、ご質問にお答えします。 26、27日はTULALAのSHOTAさん。 27日はBAKSYN LURE DESIGNSの藤本直明さんにお越し頂きます。 Lite Wire 70、Heavy Wire 63の展示に合わせて、バクシンルアーも販売予定!

また先日のアマゾン釣行でJetSlow水口さんがピラルクを釣られた際の仕掛けや、 カショーロに穴を空けられたミノー等も展示いたします。 この機会をお見逃しなく!

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