■日時:2014年1月12日(日帰り)
■アクセス:マイカーにて美濃戸駐車場 駐車料金あり(トイレ使用可)
■メンバー:スタッフ+友人4名
■ルート:美濃戸→行者小屋→地蔵尾根→赤岳天望荘(2722m)→
赤岳山頂(2899m)→文三郎尾根→行者小屋→美濃戸
■行動時間:美濃戸出発(6:45)→行者小屋着(8:45)(アイゼン不使用)
→行者小屋出発(アイゼン、ピッケル準備)9:50→赤岳天望荘着(11:00)
→赤岳天望荘出発(11:30)→赤岳山頂到着(12:05)→山頂出発(12:25)
→行者小屋到着(13:10)→小屋出発(13:25)→美濃戸到着(14:30)
■全行程時間:7時間45分(休憩を含む)
早朝6時30分、氷点下の中での支度は正直体が重いです(==)
すでに、大勢の人がヘットライトを装着し出発しています。みんな早いなぁ~
ようやく支度が済み、美濃戸から万全の態勢を整え出発!
時刻は6時45分。南沢を歩き出すと段々空が明るくなってきて、
本日の好天を期待させる予感!!ワクワクが止まりませ~ん。
はしゃぎすぎると息がすぐに上がるので、気をつけてね!
きっちり2時間で最初の目的地、行者小屋に到着。
小屋の前には、何張りものテントがあってビックリ!
いったい明け方の気温はどのくらいまで下がったのかしら?
想像するだけで、寒い~
朝陽が当たり出しテンションも同時に上がり益々、ワクワクが止まらな~い!!
この時点で、私の髪の毛は露出している部分がすべてバキバキに凍りついてました。
ここで、前日入りしていたメンバーと合流。
展望荘泊でわざわざお迎えに下りてきてくれたのです。感謝感謝~(^^)
小屋の中ではストーブが焚かれているので、暫く冷え切った手先、
足先を温めてちょっとホットします。
寒いとお腹も絶えず空いてくるので、食べれるときに行動食と水分補給をして、
この後の登りに備えました。
小屋でアイゼン装着、バラクラバ、ピッケルとすべての準備をして出発!
なんと小屋で50分近く居座ってしまたぁ~また、歩き出しは息が上がり大変。
苦しいからとバラクラバをしっかりとやらないでいると、
頬と鼻がすぐに感覚無くなるので気をつけて。
特に耳にピアスしている人は、必ず事前にはずしておいてくださいね。
耳が凍傷になっちゃいますよ。
このナイフリッジは、天候によってはもっと怖いんだろうなぁ~と思いつつ
サッサと渡っちゃいましょ。。もちろん慎重さは欠かないで!
登りは地蔵尾根を選択。
雪自体は、さらさらしていたのでしっかりとフラットフッティング
(前爪以外の全部の爪が雪面に刺さるようにする歩行)にすると、
安全度が高くなり、ふくらはぎの疲労も少なくなります。
意識して登ることが大事ですね!! アイゼン歩行の最重要技術になりますから。
急な階段もあります。
手すりもついているので、一段一段注意しながらゆっくりと登れば大丈夫です。
もっと凍っていたら怖いかも~(――;)
登るに連れて日差しが目に飛び込んで来ると、気分はMAX状態に!!
登りは辛いけどめちゃくちゃ楽しい~~~(^^)
カメラのレンズが雲ってしまうくらい、外と中の温度差が凄かった~
強風を受けながら稜線を歩くので、小屋に入るとまるで天国!!
冬期営業している小屋があるって本当にありがたいと思いますね。
この日は快晴の中、終始歩くことが出来てとってもラッキー。
風は相変わらずらず強風でしたが、、、
後ろに見えるのは世界遺産の富士山!
絶景を眺めながらの稜線歩きは喜びもひとしお~
風が強いので山頂直下は雪が飛ばされ、少ないですね。岩も所々出てます。
日差しが強く、顔の日焼け防止にも気を配らないといけないことをすっかり
忘れて慌てた以外は、しっかりと準備をしていたおかげで、問題なく歩けました。
合流したメンバー全員と無事に登頂を果たし、気分は最高!!
快晴の赤岳を登れたことに感謝! 一番、辛かったのが写真撮影。
凄い混み方で、次から次へと登って来る人を掻き分け、いかに撮影を果たすか…
寒いので、下山の足取りがせっかちになりがちですが、
ここは絶対慎重にいかねばいけない、文三郎尾根。
岩が露出しMIXになっているのでアイゼン歩行は気をつけて。
途中設置してある鎖は若干見えていたので使用。
一か所凍っていたのとトラバース部分短いですが、ここも慎重に!
そしてまた南沢を下り出発地点の美濃戸へ。到着時刻は14:30でした。
今回は、赤岳登頂までの天候、気温、登山道の状態などを
参加メンバー各自がしっかり情報収集していました。
山のスペシャリスト達がいる中での山行は、この上ない安心感。
私にとってはコンディションが良かったことが、
今回の無事登頂を果たせた要因だったと思っています。
もちろん風がもっと強かったら、敗退を余儀なくされていたと思います。
諦める勇気は絶対必要ですから~
北アルプスほどの難しさはなくても、やはりそこは八ヶ岳。
強風吹く厳しい山だし気温も驚くくらい下がります。
しっかりと装備を準備し安心、安全な楽しい山行が一番です。