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「M&Nトゥイッチンスペチアーレシリーズ」「M&Nストリームスペチアーレシリーズ」 インプレッション

「M&Nトゥイッチンスペチアーレシリーズ」「M&Nストリームスペチアーレシリーズ」 インプレッション

トラウティスト西村氏監修の「M&N スペチアーレシリーズ」。プロフェッショナルのための限界セッティング 西村雅裕が放つスペシャルエディションのトラウトロッド。 キャストからアクション、ファイトまで超繊細かつパワフ […]

トラウティスト西村氏監修の「M&N スペチアーレシリーズ」。
プロフェッショナルのための限界セッティング 西村雅裕が放つスペシャルエディションのトラウトロッド。

キャストからアクション、ファイトまで超繊細かつパワフルなロッドに仕上がっており、超高感度、超軽量の最高峰トラウトロッドです。

今回は、WILD-1スタッフによる「M&Nスペチアーレシリーズ」のご紹介&インプレッションとなりますので是非ご覧ください。

この日は喜多方にあるヤマメ主体の里川にて実釣をしました。
前日に降った雨の影響でダムが放水して、場所によっては激流と言えるほどの増水となっています。

 

まずは魚の活性をみるべく、蝶舞50S・WILD-1カラーにM&N トゥイッチンスペチアーレシリーズのTS-504MN-HTZ(以下TS)の組み合わせで釣り上がります。

 
早速オーバーハング下に良い流れを発見、このようなポイントもTSのブレのないブランクにPEラインとの組み合わせで非常に直進性の高いキャストをコンスタントに決めることが出来ました。
そしてこの日1本目のヤマメがヒット。


夏らしく鰭がイエローに染まり、パーマークくっきりの魚でした。 

続いては里川らしい深瀬が続き、いかにもヤマメが付いていそうなボサの際をアップクロスで狙います。
かなりの流れの強さですが、TSの戻りの早いブランク性能と
バルサミノーのレスポンスが相まって、流速に慌てることなくしっかりとヒラを打たせて誘うことが出来ます。

ロッドによっては、着水後のミノーの立ち上がりをどんなに意識してもルアーが硬直してしまうタイミングがありそうな強い流れで、その流れよりもゆっくりとルアーをアクションさせながら流下させることが出来ます。

これに付随して遠距離でもしっかりと魚のバイトを感知することが出来ますね。

 

そしてボサの際からチェイスしてきたヤマメがピックアップ寸前にヒット。

ここからもこのロッドの真骨頂といえる、負荷を掛けたあとの柔軟性が発揮されます。

アップストリームのミノーイングでは、ピックアップ寸前までチェイスさせ口を使わせるといった近距離での魚との駆け引きも醍醐味ですが、必ずといっていいほど至近で掛けた魚はローリングやジャンプをして暴れます。
そんな状況でも瞬間的にティップからベリーが入り込み、魚の抵抗をしなやかに受け止めてくれるのです。

これは糸を通す前の強めの張りからは想像出来ないブランクの性能でした。

 

TSシリーズは今までのUFMウエダから続くロッドに共通していた、軽さ、しなやかさ、適度な張りという特徴から、極細のブランクにあえて張りを持たせ、圧倒的な感度と、掛けた後のバラしにくさに至るまでの絶妙なトータルバランスを追求したシリーズ、という印象でした。

安易にしなやかにしすぎないロッド設計の方向性は正にネイティブトラウトロッドを知り尽くしたM&Nならではと言えるでしょう。

 続いては今シーズン発売のM&Nストリームスペチアーレシリーズ、SS507MN-TZ(以下SS)で釣り上がります。

このロッドの第一印象は、TS同様の極細のブランク。糸を通さずとも解るしなやかさと適度な張り。
正にUFMウエダからM&Nコーポレーションと続くブランドが得意としてきた繊細さを感じさせる1本です。

 

相変わらず流れはキツイですが、ここまでヤマメは食い上げてくる際に水面に飛び出してしまう程に活性が高く、ここでSSにアングラーズリパブリックのサブリームをセット。

このルアーの水面直下をスイムする特性を生かして、活性の高い魚を表層で誘ってみることにします。

 落ち込みに続くスポットの上流側に投げ、着水後ファストリトリーブで素早く水を噛ませます。
その後は水から飛び出さない加減でシェイクしつつ流下させるイメージでリトリーブ。

すると落ち込み寸前の場所から水面を飛び出さんばかりの勢いで食い上げたヤマメがヒット。
シチュエーション的にフッキングが甘くなりがちな状況ですが、このロッド特有のしなやかさでバラすことなくランディング。
このような状況でも慌てずランディングまで移行出来るので
安心感がありますね。

続いて、同様のシチュエーションからもう1尾追加。
小さなロッドワークで水面直下を繊細にドリフトさせ表層で食わせる、このような釣りにも完全に対応してくれました。

夏ならではのヤマメの大胆な反応をセンシティブなトゥイッチンスペチアーレがより引き出し、爽快なアップストリームの釣りを楽しむことが出来ました。
この特徴的な質感・感覚はやはりM&Nにしか出せない ものと非常に感じます。

西村イズムを継承した最新トラウトロッド「M&Nトゥイッチンスペチアーレシリーズ」はWILD-1各店にて取り扱いしております。

ご質問やお求めの際には、近隣店舗まで是非お気軽にお問い合わせください。

今回使用のロッド
■ M&N トゥイッチンスペチアーレ TS-504MN-HTZ
■ M&N ストリームスペチアーレ SS-507MN-TZ