WILD-1×KTY ドライトニック リニューアル
昨年発売以来多くの方にご愛用頂きましたWILD-1×KTY ドライトニックがリニューアルしました。
そこでWILD-1スタッフが実際にフィールドで試してきました。
ちょっとその前に・・・ドライトニックの性能を簡単にご説明。
ドライトニックを開発するきっかけは、単純に高浮力で持続性があるフロータントを使用したかった為です。
しかも、ストリームトレキングやキャンプフィッシングではできるだけ荷物を少なくしたいので、フロータントの種類をできるだけ減らしたかったのです。
そこで以前から使用していて持続性抜群のKTY3とパウダータイプで高浮力のKTY1を混ぜたら高浮力、高持続のどんなフライにでも使えるフロータントができるのでは?
こんな思いを形にしたのが、ドライトニックです。
言わばktyの人気フロータントの良いとこ取りをしたフロータントなのです。
ドライトニックのこだわり
KTY3と同様、速乾性のリキッドなので、液に浸したら数回のフォルスキャストで溶剤が飛び(乾燥し)ます。
これでフライの質量が軽くなり、より水面に浮きやすくなります。
KTY1のパウダーが液に混ざっています。
これは液に溶けた粉がフライの細部まで侵入して(入り込んで)内部からパウダーコートしてくれます。
これにより、水面に高く浮き、持続性も長くなります。
ドライトニックに製作において一番気を使ったのがパウダーの量です。粉が多ければ必ずしも良く浮くものではありません。
粉(パウダー)を入れすぎますと、フライのハックルや特にCDCフェザーは白くなり、更に硬化して(特にハックル同士がくっついてしまう)浮力を妨げてしまいます。
よってドライトニックはパウダーインでありながら、フライが白くなりにくい特性を持っています。
リニューアルしたドライトニックの感想は?
リニューアルしたドラトニックは少しだけパウダーを減らした為、今まで以上にフライが白くならなくなりました。
写真でもわかると思います。
浮力は今までと変わらないですね。
エルクヘアカディスとかパラシュートパターンなら魚を釣った後、水分をドライカチーフ(ティムコ)やドライクリーナークロス(フルックス)で取り除けば、それだけでまだ浮いています。
※魚を釣りすぎたフライなどではやや浮力が低下しやすいので、その時にはドライシェイクスプレーとの併用をおすすめいたします。
ドライトニックは使い方も簡単ですので、どなたにでもご利用頂けます。
●使い方
ご使用前に容器を良く振って、混ぜあわせてからご使用下さい。
混ざりますとやや白濁した液体になります。
これで性能が100%発揮出来ます。
●使用フライ
どんなドライフライでも相性は最高です。
特にCDCフライなどの繊細なパターンにはパウダーがファイバー、ハックルにしっかりと付着して高撥水力が得られます。
ドライトニックは
WILD-1各店、または
WILD-1オンラインショップのみでの販売となります。是非お試しください。